こんにちは、以介さんです。

すみません、心が折れており更新ができませんでした。
未だ折れ続けてはおりますが、放置してても始まらないのでとりあえずレポートを。。。



さてさて。
2012年9月頭に、恒例の富士登山企画へ行ってきましたよ!
前回が2010年。前々回が2008年。もう3回目ですねこの企画も。




夏の富士山。それは青い空、白い雲、澄んだ空気。
力強い地面より、雲の上の絶景が望める最高の場所です。
ちょっと登るのは大変ですが、それに見合った絶大な達成感があります。超オススメ。
よーーし、今年も楽しむとしますかねっ!!







だが、今年の富士山は以介軍に牙を向いた・・・。





【レポート企画】
富士山2012 〜デビルマウンテン〜







まずは仲間集めから。
今回は大学の研究室時代の友人4人+僕です。
案の定ドライバーだし、みんな東京で僕しか車持ってないなので、
全員拾って富士山へ行く事になります。いつものパシリパターンですね。





遥々福島から上京し、練馬→目黒→府中→藤沢(神奈川)と移動。
そしてそのまま富士山を目指す・・・というドMスケジュールです。徹夜だね。
Mなので別に良いのですが、寝不足による体調不良が心配です。

今回、2人にはちゃんと富士登山についての充分な説明をしているのですが、
残り2人には『山を登る簡単なお仕事ですよ\(^o^)/』という、
派遣のアルバイトのような詐欺まがいな説明しかしておりません。
くくくっ・・・俺1人だけ死んでたまるか・・・。


午前0時30分。最初の練馬は不親切な案内の一人。
どうやら会社で月末の飲み会があったようで、酔っ払いでの合流です。
ほろ酔いで夢心地であり、これから死にに行く事には気付いていない模様(^ω^)

2人目、3人目はちゃんとした案内済みのため、仮眠を取ってもらっての合流。
それぞれ午前1時30分、午前2時でした。
仮眠取ったとはいえ、せいぜい3時間4時間。こいつ等も寝不足で死ぬよね。


最後の神奈川も、これまた不親切な案内の一人。
早朝3時。行く前に電話するっつったのに、電話には出ないメールは返さない。
どうやら電話にも気付かないぐらい爆睡しているようです。

アパートの部屋番まで知ってたので、朝3時に呼び鈴を16連射。
寝ぼけて玄関の鍵を開けたと同時に、一斉に部屋になだれ込み、
使えそうな物を勝手に拝借し身柄を確保。拉致のようなスタートです。

これでメンバーは全員揃いました。全員瀕死なのは言うまでもない。





【登山開始】





移動中に結局みんな寝やがったため、孤独な運転をすること約2時間。
富士山を発見。早朝5時でした。見えてきましたね。糞でけぇ。
ちっちゃくなってるといいなぁ、と毎回思いますがその思いは今年も届かず。
全員を叩き起こし、諦めて登山口を目指します。

ここまでのタイムスケジュールは順調だったのですが、
富士山の登山口に到着後、さっそくイレギュラーが発生。







5合目(2000メートル地点)までは車で登るはずだったのですが、
まさかの駐車場満車。富士山大人気。物好きって多いんだね。

みんな道中に路上駐車して歩いています。
我々も例外なく路上駐車し、3合目近辺から徒歩で歩くハメに。
およそ30分のロス、及び100のダメージです。







本来の目的地、5合目に到着です。
5合目というのは全てのスタート地点に当たり、気軽に行ける観光地でもあります。
お土産を買って帰る人。入念に装備を整える人。様々です。

この時点で既にみんな疲れてますね。先行き不安です。
ある意味良い準備運動になった・・・とも取れるはずの状況なのですが、
残念ながらそんな前向きな気持ちにはなれず。







富士山にはざっくりと4種類のルートがあるのですが、
今回は須走(すばしり)というルートを選んでいます。
最初は森からのスタートであり、
こんな世界の終わりのような森を歩き続けます。無言で。淡々と。渋々。







頂上は遥か遠くに。

おおよそ登り7時間、降り4時間ぐらいで計算しており、
正午ぐらいに頂上。夕方には下山するような作戦です。
日没が夕方6時なので、2時間ぐらいは余分に貯金を持っているような戦況。
まあゆっくり登っても大丈夫だろ。







しかし、6合目付近から雲行きが怪しくなってきました。
天候悪化による雨、気温の低下、遠くで聞こえる雷鳴・・・などなど。

メンバー全体の体調としても、
寝不足(目黒)、寝不足(府中)、徹夜(俺)、二日酔い(練馬)、拉致被害(神奈川)
という劣悪な環境のため、徐々に足取りも重くなっていきます。
そして何より、ホワイトアウトで景色が全く見えないのが辛い。







疲れとストレスにより、みんなピリピリし出します。
ささいな事で喧嘩する以介さんと拉致被害者。
キュアビューティーに関する意見の不一致が原因でした。







疲れとストレスにより、みんなピリピリし出します。
ささいな事で襲われる府中。
プリキュアって何?という暴言が原因でした。

きゃぴきゃぴしつつも、なんだかんだで順調に登頂していきます。







登り始めて4時間。7合目地点(3000メートルぐらい?)です。
天気は良くなったり悪くなったりですが、総合的には悪くなってる印象。
さらには体調不良者が1人出てしまい(練馬)、状況は一層厳しくなり。

みんな疲れてるのもありますが、
霧で頂上が見えない(=いつまで登ればいいか分からない)とか
景色が良くない(=なーんも楽しくない)とか
天気がどんどん悪くなる(=不安)という、精神的な部分も大きくて。

とりあえず、陽が落ちるまでに下山できる貯金をここで使い切って、
できるだけ休む(特に練馬)+天候回復を祈る形に。







7合目の山小屋。
カレーとか完璧ぼったくりですね(^^;)1000円って・・・。







ここ、本来なら雲の上での絶景なんですけどね。
今回はこんな写真しか撮れてないです。野草が哀愁を誘う。

しばらく休んだおかげで、練馬も(辛うじて)動けるようになった。
しかし天候は変わらず。むしろ悪くなってる模様。

・・・これ以上時間掛けたら遭難するぞ、というタイミングで出発です。
あとは天候に恵まれる事を祈るのみですね・・・。







・・・出発するも、山の神は牙をむく。
標高が上がったせいもあるんでしょうけど、今までの非じゃないぐらい猛烈な濃霧。
数メートル先に誰がいるかも分からない状況です。







↑進む事1時間。正直言って詰みです。
写真では見づらいですが、こんなもんマジで道を踏み外しますよ。
そして練馬の体調も戻らず。これ疲れとかじゃなくて高山病っぽいな。。。

8合目、3200メートル地点でした。







・・・・・・・・・・・・すげー考えましたが、8合目の山小屋にて撤退を指示。
みんな空元気で精一杯の笑顔を見せ、記念撮影して終了です。







晴天時の富士山はこんな感じでした。(2008年撮影分)








そんなこんなで下山。
今回の富士山は失敗に終わったわけでした。期待して下さっていた皆様すみません。

敗因としては、多分完全に運。天気です。
体調不良とかそんなもんは、多分天気が良ければ気持ちでカバーできたし、
なんだかんだで装備も整ってた、時間も一応あった。90%は天気のせいです。
もしかして今までの2回が幸運すぎたのか?

頂上には浅間神社という神聖な場所があり、
なんとしても『今回』そこで祈祷をしたかったのですが・・・。

企画は来年以降に持ち越しですね。不完全なレポートで申し訳ないです。
メンバーに『来年も行こうね!リベンジだ!』と熱く声を掛けたのですが、
残念ながらガン無視されました。
誰か一緒に行ってくれる人いません?











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